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菅家後集の研究

菅家後集の研究

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菅家後集の研究

著者
柳澤良一編
出版社
汲古書院
出版年月日
2022.12
価格
¥23,100
ページ数
842
ISBN番号
9784762936777
説明
 菅原道真の『菅家後集』一巻は、『菅家文草』(十二巻、昌泰三年〈900〉成立)以降、主として大宰府左遷以後の作品四十六首を収めた詩集で、道真自らが編纂し、死に臨んで京にいる詩友の紀長谷雄に送ったとされ、「西府新詩」とも呼ばれる。  
 本書は、この『菅家後集』の研究と注釈を新たに行ったものである。道真が一首一首に全身全霊を込めて詠んだ作品を丁寧に読み解いて注を付けて解釈し、『源氏物語』等の後の時代への作品の影響についても目を配り言及した。このことにより、道真詩の特色はもとより、大宰府左遷の流謫の身でありながら人間味溢れる道真の姿や『菅家後集』の作品世界の奥深さを明らかにした。