日本
越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること ―国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって―
日本
越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること ―国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって―
- 出版社
- 琥珀書房
- 出版年月日
- 2022.12
- 価格
- ¥3,850
- ページ数
- 320
- ISBN番号
- 9784910723280
- 説明
- 朝鮮「解放」前後の壮絶なる日本―朝鮮半島間の移動経験。
1945年以降に引かれた「朝鮮―日本」、「北―南朝鮮」(38度線)という新たな2つの「境界線」を自らの足でこえた忘れられた在日朝鮮人作家の戦後日記から浮かぶ数多の経験と思い。戦後を生きた在日一世の日記、初公刊。
日本出身の妻と暮らした尹紫遠の戦後の日記には、「密航」・親族離散・朝鮮人差別・生活苦・文化交流、そして戦後日本で在日朝鮮人が「書く」営みの困難さを伝える断片的記述に満ちていた。様々な在日朝鮮の人たちの声を拾ってきた研究者の解読とともに、日記は豊かに「在日」の経験を現代に語りだす。