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日本自社

王充思想研究

王充思想研究

日本自社

王充思想研究

著者
笠原祥士郎
価格
¥8,800
ISBN番号
978-4-89281-187-7
説明
漢代の思想家王充の主たる思想、天人相関思想批判、自然と人間の関係をどのようにとらえるべきか、といった問題について、王充の出身や社会的な立場、影響を受けた物事など様々な観点より研討を加える。
本書では、「人生と書」(任侠の子として生まれた王充がどのようにして批判思想家となったのか、『論衡』はどのような経緯を経て生まれ、二千年の時を経て現在にまで伝わったのか)、「認識と実践」(王充は聖人のことばを含むあらゆる物事を批判したが、その際どのような認識に基づき真実と虚妄なものとを見極めたのか)、「自然と人間」(道家思想に傾倒し、人間の営みも無為自然に準拠したものであることが望ましい、と考えた王充の思想の中で、人間はどのようにして有為な行動を起こすことができるのか)、「鬼神と祭祀」(鬼神の存在や祭祀の意義を全否定したわけではない王充の思想の中で鬼神と祭祀とはどのような関係なのか)、「偶然と必然」(世界の全ては偶然によって支配されている、と考える王充の偶然世界にどのような秩序があるか)、「宿命と実践」(天人相関思想を批判した王充の思想の中で、人間が行うべき徳行はどのように反映されるのだろうか)、「孔子と孟子」(王充が聖人孔子を批判した真意は一体どこにあったのか)、「天と人」(天人相関思想を批判した王充にとって、天と人とはどのように調停されているのだろうか)、「儒家と王朝」(あらゆる物事を批判対象とした王充が唯一漢王朝を賛美した真意は一体どこにあったのか)、といった点から王充の思想を検討する。