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日本

中日古典学ワークショップ論集第一卷 文献・文学・文化

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中日古典学ワークショップ論集第一卷 文献・文学・文化

著者
河野貴美子 杜暁勤編
出版社
汲古書院
出版年月日
2024.03
価格
\17,600
ページ数
722
ISBN番号
9784762967702
説明
 日本はいわゆる東アジア漢字漢文文化圏の中で、古来中国文化の多大な影響を受け、その知と学問をさまざまに受容してきた。そして日中双方に共有された古典籍、古典学のありようは、現在に至る日本と中国、ひいては東アジア世界の歴史や文化、学知についての考察につながる、いまこそ追究すべき多くの課題を私たちに与えてくれる。
 2018年11月10日に早稲田大学総合研究機構日本古典籍研究所・北京大学中国語言文学系・北京大学中国古典学中心主催で「中日古典学ワークショップ」が、また、2019年11月1日~5日に北京大学人文学部主催で「第二回 中日古典学ワークショップ」が開催された。それら40名超の研究者による52篇の論考の中から、26篇を選び収録した『文献・文学・文化 中日古典学交流与融通工作坊论集 第一巻』が、北京大学出版社により2022年8月に刊行されている。本書はその日本語訳版となる。
 このワークショップは、日本における日本古典学研究者と、中国における中国古典学研究者とが、言語の壁を越えて直接議論するプラットホームを設け、古典学という共有の課題に対して、双方が有する研究資料や研究方法、最新の研究動向に関する情報を交換し、学術交流ネットワークを築くことを目的として始められたものである。そして、その大きな狙いは当該分野の大学院生やキャリア初期研究者など未来を担う次世代研究者が研究発表を行い、国際的な学術交流を経験する場とすることにもあり、すでに第3回と第4回が開催されている。