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五山文学探究 資料と論考

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五山文学探究 資料と論考

著者
堀川貴司
出版社
文学通信
出版年月日
2024.05
価格
\11,000
ページ数
392
ISBN番号
9784867660539
説明
 その歴史と広がり、表現はどのようなものだったのか。五山文学を探求し続ける論考、全20章。全体像を見渡し、細部にも注目する、五山文学研究の最前線。
 第一部「総論 五山文学の歴史と広がり」では、中国詩総集および五山詩総集、五山文学別集それぞれについて編成の特徴についての論考や、五山の文学や学問が、公家社会と交流していく様子を時代を追って通覧できるようにしたもののほか、生きた唐物である来日僧の語録や墨蹟を取り上げて、五山あるいは広く日本社会における意義を考えた論考、五山における出版活動についての論考、同時代の他ジャンル、あるいは文化全体との関わりでは重要性を増してくる、この時期の五山文学を概観したものなどの論考を収録。
 第二部「各論 五山文学の表現」では、作品の生成の場や資料、作品そのものの読解と位置づけなどを論じる。
 第三部「資料紹介・書評」では、一休の言説がその門弟らによって変形流布し、近世の一休像とつながっていくことを『自戒集』関連資料によって推測した「一休関係資料紹介―『自戒集』関連資料と『一休老和尚不審物』―」ほか、重要資料の解題・翻刻を収めた。