日本
唐宋八大家の世界
日本
唐宋八大家の世界
- 出版社
- 花書院
- 出版年月日
- 2019.03
- 価格
- ¥3,300
- ページ数
- 253
- ISBN番号
- 9784865611564
- 説明
- 唐宋八大家とは、唐代の韓愈・柳宗元、宋代の歐陽脩・蘇洵・曽鞏・王安石・蘇軾・蘇轍の八名を指す。彼らは散文の名手であり、中國文學史においては文體の改革、すなわち古文復興の原動力となった文人達として非常に名高い。清代の沈德濳が唐宋八大家の散文を選び收錄した『唐宋八家文讀本』が江戸時代にもたらされたことにより、我が國でも唐宋八大家の散文が大いに流行し廣く讀まれるところとなった。今日では高等學校の國語の教科書に漢文教材として取り上げられることも多い。
本書は唐宋八大家の散文の讀解を目的とするものではなく、唐宋八大家の八名それぞれについての研究論文を最低一本は收錄する研究書を目指した。タイトルを『唐宋八大家の世界』と名付けた所以である。2回のシンポジウムで研究發表をした報告者の論文をベースにして、さらにはシンポジウムに參加した研究者に、廣く唐宋八大家についての研究論文を募って編纂し、刊行するに至った。