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ナクツァン あるチベット人少年の真実の物語

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ナクツァン あるチベット人少年の真実の物語

著者
ナクツァン・ヌロ著 棚瀬慈郎訳 阿部治平解説
出版社
集広舎
出版年月日
2020.11
価格
¥2,970
ページ数
496
ISBN番号
9784904213988
説明
激動のチベットを生き抜いた少年のこれは喜びと悲しみに満ちた真実の物語である。
「ナクツァン・ヌロ氏の著書は、彼の少年時代の回想録であり、その中では彼の故郷や、他のチベット地域の風土が詳しく描かれ、また彼が経験した、1950年代の中国共産党による残酷な鎮圧が忠実に記録されている。
 著者は自の経験と見聞を書き記し、そこには誇張も偽りもない。そのため、この本の出版は新しい世代のチベット人が、自の歴史を勉強するために重大な意味を持っている。また、チベット現代史の研究者にとっても大きな価値がある。
以上のすべての点において、この本の出版は称賛に値する。
── 14世ダライラマ法王、テンジン・ギャムツォ(漢訳版序文より抜粋、翻訳)」


第1章 人が経験する喜び、悲しみ、苦しみ ── 前世の業の結果
第2章 人生における喜びや悲しみは、レイヨウの角の節のようなものである ── 幼少時代の喜びと悲しみについて
第3章 ジョウォの御尊顔を拝する ── 良縁によって与えられた祝福
第4章 地の果てをさまよう悲しみ ── 大きな変化の時期にあっては、どうしようもない
第5章 悲惨な孤児の暮らし ── 運命は思い通りには進まない
本書を書いたことについて(著者によるあとがき)