日本
盗みは人のためならず
日本
盗みは人のためならず
- 出版社
- 彩流社
- 出版年月日
- 2015.11
- 価格
- ¥3,080
- ページ数
- 419
- ISBN番号
- 9784779121852
- 在庫
- 無し
- 説明
- 2012年に映画化された『温故一九四二』の作者にして、 現代中国きってのユーモア作家が描く人間喜劇! 開発ラッシュの北京を舞台に、自分の女房を寝取られた 主人公が、寝取った罪を認め数年後に数万元を払うという 相手の約束手形も盗まれて…。 そこに、政府高官が浮気の現場を押さえられたデータの 入ったUSBも盗まれるという事件が思わぬところで 絡み合い、やがて……。 政府高官、不動産王、工事現場監督、コック、スリ、 スリの元締め、売春兼業の美容院経営者、出稼ぎ労働者、 警官、偽酒製造業者たちが巻き起こす、 盗み盗まれての人間喜劇。 社会のあらゆる階層の人間たちが犯罪を犯して、 二重三重に絡み合う意外な展開を、 下世話でユーモアある語り口で描いた弱肉強食の中国社会! ※ 原タイトル『我叫劉躍進』 「…劉さんのユーモアは寸鉄人を刺す鋭い表現力だ。 そして、深刻なことを決して深刻には語らずに、 冷静な洞察力で導いた自論を洒脱な語り口で展開する。 私はいつも劉さんの話の面白さにさんざん笑った後で、 そのユーモアの背後にある深い意味に気づかされ、 なるほどなと思い至る。 それこそが劉さん自身と彼の小説の最大の魅力であり、 病みつきになる所以である。(訳者あとがきより)