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帝国日本の「開発」と植民地台湾

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帝国日本の「開発」と植民地台湾

著者
清水美里
出版社
有志舎
出版年月日
2015.10
価格
¥7,260
ページ数
311
ISBN番号
9784903426976
説明
 日本の植民地における「開発」事業をめぐる議論は、これまで二項対立的に功罪が問われ続けてきた。しかし、いずれの評価においても実証分析は果たして適切に踏まえられてきたのだろうか。
 本書は、植民地台湾の重要な開発事業であった嘉南大圳という広大な水利設備と日月潭発電所の事例に即して「植民地的開発」とは何かを論じていく。帝国と植民地の二項対立の中で不可視化されてきた、台湾現地社会とそこに生きた人びとの営為を掘り起こしながら、帝国と植民地を貫く重層的な権力構造や官/民に対置され得ない台湾人・在台日本人の関係などを立体的に浮かび上がらせる。
※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。