日本
唐物の神能における唐土『東方朔』『西王母』『菊慈童』『鶴亀』をめぐって
日本
唐物の神能における唐土『東方朔』『西王母』『菊慈童』『鶴亀』をめぐって
- 出版社
- 文学通信
- 出版年月日
- 2024.03
- 価格
- \770
- ページ数
- 64
- ISBN番号
- 9784867660386
- 説明
- どういう意味で、能に中国は登場したのだろう。
唐土から伝来したアイデアに基づいて作成された唐物の神能は、日本中世の人々の中国観といかに繋がるのか。中世の能の作者と観客が中国をいかに想像したか。日本が中国と関わり始めた初期の中国のイメージを考える書。中国神話に登場する神仙(神様)を主人公にしている作品から、能における日本と中国の共存というユニークな視点を考える。
企画は、青山学院大学文学部日本文学科、小松靖彦・韓京子・滝澤みか。
【能に登場する人物は大体が日本人で、物語の背景も一般に日本の名所、あるいは重要な歴史事件と関連ある場所など、日本ではよく知られている所です。ところが、中国(唐土)を劇の背景として、登場人物も中国人のことがあります。たいてい能に登場する中国人は、非常に有名な歴史的人物で、中国でもよく知られています。】……「1 はじめに」より