日本
中国語との比較による日本語の漢語の意味史的研究
日本
中国語との比較による日本語の漢語の意味史的研究
- 出版社
- 和泉書院
- 出版年月日
- 2024.10
- 価格
- \16,500
- ページ数
- 808
- ISBN番号
- 9784757611054
- 説明
- 漢語の意味変化とその要因の法則性を探るべく、文献を時代別・文章ジャンル別に精査、形態や表記と意味との相関性を考慮しつつ考察。
日本語における漢語については様々な角度から幅広く研究が行われ、数多くの成果が上げられている。しかし、その意味変化については個々の語や個別の語群を中心に研究が展開されているに止まり、漢語の意味変化の法則性、要因の探究・究明及び分類についての総合的な研究、漢語の意味史を巡っての研究は緒に就いたばかりというのが現状であろう。
本書では、漢語の意味変化及びその要因の法則性を探るべく、中日両国語の比較を基軸に、両国の文献を時代別・文章ジャンル別に分かち、精査した上で、抽出した用例について形態及び表記と意味との相関性を考慮しながら共時的且つ通時的に分析、考究した。同時に、使用の多寡やいかなる文献(群)にどのような文脈で使用されるのか、その語がどのような誘因で変化したのか等にも留意する。このような研究方法、視点を通して日本語における漢語の意味史についての研究を初めて行い、その方向性を提示しようと試みた。