日本
中国北朝国家論(汲古叢書)
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中国北朝国家論(汲古叢書)
- 出版社
- 汲古書院
- 出版年月日
- 2025.01
- 価格
- \12,100
- ページ数
- 450
- ISBN番号
- 9784762960819
- 説明
- 北魏をはじめとする北朝国家の統合・支配を分析し、国家形成過程を解明する。
【序章 本書の課題と分析方法 より】(抜粋)
本書は……北魏、さらにそれを継承した東魏・北斉、西魏・北周がどのような統合・支配のあり方を模索したのか、言い換えればどのような国家を形成したのかを「反覆」・「継承」・「蓄積」・「展開」・「変形」という点に留意しながら、明らかにしようとするものである。……第一部は支配構造編として、鮮卑拓跋部が北魏建国前に創り出した初期政権、および前・後期北魏国家の支配構造を分析対象とする。……第二部は政治体制編として、六鎮の乱以降の末期北魏から北魏分裂を経て建国した東魏・北斉および西魏・北周の政治体制を分析する。……第三部は国制原理編として、北朝諸国家における国制原理を分析する。……附章「中国北朝国制史の研究動向」は、国制史の視点から中国北朝に関する研究動向をまとめる。本来であれば研究動向を本書冒頭に付すべきであろうが、バランスを考えてここに回した。終章「北朝国家の歴史的特質」では、第一章から第十章までの考察結果をふまえて、中国史上および世界史上における北朝国家の歴史的特質を論じる。