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日本

計量的分析を用いた北魏史研究(汲古叢書)

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計量的分析を用いた北魏史研究(汲古叢書)

著者
大知聖子
出版社
汲古書院
出版年月日
2025.02
価格
\12,100
ページ数
464
ISBN番号
9784762960840
説明
量的研究・質的研究を相互補完的に用いて、北魏史研究の新局面を切り開く。
【「序文」より】(抜粋)
 本書の特徴は計量的分析を用いて北魏史研究を行う手法にある。計量的分析とは数量を通して現象を捉え、 分析することを意味する。具体的には、定量的分析(量的研究)と定性的分析(質的研究)の両方を用いるが、定性的分析に入る前にまずは定量的分析を行い、史料の特徴を掴むことからはじめている。本書がこのような分析方法を用いる理由は、量的データをエビデンスとして用いない質的研究のみを行った場合、なぜ史料の特定の部分に注目したのか、その妥当性はあるのかという説明が不足している問題があると考えるからである。
 本書の第一部では如上の方法で北魏の爵制について分析し、史料に対して定量的分析を加えることの有効性を確認した。しかし、悉皆調査をして量的データを示す場合もそれを視覚化できておらず、特徴量やターゲットの関係性/相関性が分かり難い問題点もあった。そこで第二部では、有用なのにまだ知られていない知見を発見するための情報処理的プロセスである探索的データ分析、その中でもテキスト分析に特化したテキストマイニングを用い、データを数値化・可視化した上で明らかになった特徴語に着目し、質的研究を行った。