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楊雄の生涯と作品

楊雄の生涯と作品

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楊雄の生涯と作品

著者
嘉瀬達男
出版社
朋友書店
出版年月日
2025.02
価格
\11,000
ページ数
762
ISBN番号
9784892812095
説明
 前漢から新の人、楊雄は、小学・辞賦・文章・術数・儒学といった多分野において多数の作品を残し、またその多くが今に伝わっている。本書は、楊雄の著した各分野の作品について、それぞれに検討を加え、その生涯及び学問の変遷を探る。
「第一部楊雄の生涯と作品」では楊雄の辞賦や文章類を読み解きつつ、、その生涯と学問の形成過程を探る。
「第二部『太玄』『法言』研究」では、楊雄の主著であり学問の到達点と言うべき『太玄』と『法言』について考察を加える。
序言
 第一部 楊雄の作品とその生涯
  第一章 蜀における前半生と學問
  第二章 楊雄の小學と經歷―「答劉歆書」を中心に―
  第三章 「蜀都賦」と都邑賦―蜀での作品その一―
  第四章 「反離騷」について―蜀での作品その二―
  第五章 獻賦と楊雄四大賦の諷諫について
  第六章 「長楊賦」と獻賦の斷筆
  第七章 「趙充國の頌」について
  第八章 「元后誄」の背景と表現―宮廷での作家活動及び王莽との關係―
  第九章 「楊雄自序」と楊雄の生涯
 第二部 『太玄』『法言』硏究
  第一章 『太玄』と術數學
  第二章 『太玄』著作の經緯と目的
  第三章 『法言』の表現と經書の援用―楊雄の典據表現について―
  第四章 楊雄の詩經學と『法言』
  第五章 『法言』の人物評・歷史評及び楊雄と史書との關係
  第六章 『法言』の主題と楊雄の思想
  第七章 『法言』の分章分篇と編纂の特色―倂わせて『法言義疏』の問題を論ず―
附論
諸子としての『史記』―『漢書』成立までの『史記』評價と撰續狀況の檢討―
『漢書』藝文志・詩賦略と前漢の辭賦
附錄 楊雄年表・楊雄硏究和文文獻目錄
後記/初出一覽/索引