日本
龍門石刻図目萃編(研究・目録篇・図版篇)
日本
龍門石刻図目萃編(研究・目録篇・図版篇)
- 出版社
- 藝文書院
- 出版年月日
- 2025.04
- 価格
- \22,000
- ページ数
- 305
- ISBN番号
- 9784907823993
- 説明
- 中国の敦煌・雲岡・龍門の三大石窟寺院は北方にあって石山が多く、それ故に開鑿に適していた。龍門石窟は、河南洛陽の南を流れる石水の両岸に位置しており、山に挟まれて伊闕と称され、この両岸が龍門山である。北魏の孝文帝が太和十八年に洛陽遷都ののち、盛んに石窟寺院が造営されるようになった。その石窟洞内には数多くの仏像がきざまれて、旁らには当時の仏教信仰のありそうが記された造像銘が鑿あとも顕著に伝わる。それが龍門造像である。
これら造像記が、清の乾隆年間から碑学の勃興に伴い、漸く椎拓されるようになり、やかて北魏の尤品が、四品・廿品などの成立を見る。我国には既に戦前、水野清一・長廣敏雄両先生のよる『龍門石窟の研究』の巨冊があり、さらにそれを継承して秀れた成果の蓄積が存する。本書は造像記全体像の概述、小品に至る拓本の影印、さらにいわゆる工具書としての機能を具備して便利である。