日本
通玄和尚語録 訓注 下
日本
通玄和尚語録 訓注 下
- 出版社
- 禅文化研究所
- 出版年月日
- 2005.08
- 価格
- ¥9,900
- ページ数
- 566
- ISBN番号
- 9784881822050
- 説明
- 本書は、仙台大雄山善応寺開山、大照智光禅師通玄法達和尚（1635～1704）の語録を訓注したもの。
禅師の300年遠諱記念として、善応寺より発行されたものを、発行人の許可を得て制作元である禅文化研究所より発売。
禅師は、その人となりきわめて実直で、修行ぶりは、弟子をして「水浄ければ魚棲まず」と言わせるほど厳格であった。若くして雲居希膺禅師から直接教えを受け、更に本師洞水東初の策発を受け、全国を行脚してひたすら修行に打ち込み、仙台藩第四代藩主伊達綱村公の帰依を受け、柏崎安国寺、照岡永安寺、大梅寺などを歴住し、正法山妙心寺第265世、仙台瑞巌寺第103世となった。
また、中国元代の中峰明本禅師を慕い、偈頌の随処に中峰和尚の「幻住」の思想が見られる。本書は、巻一（上堂、説禪、小参）、巻二（小佛事、下火、銘、賛）、巻三（詩偈）、巻四（詩偈、書問、祭文、疏、塔銘）からなり、特に書問・祭文からは、黄檗宗の禅僧との密接な関係がうかがえ、当時の禅僧の修行の様子を身近に感じることができる。
巻末に上下巻通巻の語句索引付。